日本臍帯プラセンタ学会の活動理念ACTIVITIES PHILOSOPHY
当研究会では、臍帯・胎盤に関わる医療従事者
サプリメント業界、化粧品業界の三者が一丸となり
学術及び、社会認知の更なる発展・振興に勤めて参ります。
Next to The Umbilical Cord and Placenta Medical 次の臍帯・胎盤医療のステージへ
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社会認知Social Cognition
臍帯・胎盤に関わる医療従事者サプリメント業界、化粧品業界三者がいまこそ一丸となって臍帯・胎盤の医学的価値を証明し社会に広く認知させる努力。
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学術研鑽Academic Study
日本の臍帯ならびに胎盤を対象とする全ての学会、研究会の先頭走者としての 役割を目指し、互いに臍帯・胎盤医療の正当性を追求するために互いを尊重しつつ、それぞれの考える学問的研究をより高めるべく邁進いたします。
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情報共有Information Sharing
広く門戸を広げ、会員一丸となって基礎と臨床の両面から臍帯・胎盤医療研究を研鑽し情報交換する場を築きます。
会員の皆様へTO EVERYONE OF THE MENBERS
発売されて六十年近くが経過する薬であるにも関わらず 未だにプラセンタなどまがい物だと、はっきり言う医師も大勢います。 なぜいまだにそんな陰口を言われるのでしょう。
その答えは、学術的な根拠がない上に、埋没療法や静脈内投与が医師の個人の裁量で施術されるのみで、これまでその効果や安全性に対して誰も真正面から取り組んで検討してこなかったからではないでしょうか?さらに言うなら、プラセンタは「美容注射」であるという認識が先行し本来の作用から懸け離れて喧伝されてきた事もその原因の一つでしょう。
また我々プラセンタを使用している医師も、豊富な臨床試験のデータこそ持ってはいるものの患者さんに使って実際にこうだった、こんなに効果が出たというばかりでそれを学術的に 考察する事はしていませんでした。
今こそ我々は反省せねばなりません。
我々は医師であるとともに自然科学者です。臨床試験の結果は重要ですが、それだけでは科学的根拠にはなりません。本研究会では薬事法的な問題まで討議し、正しい使い方を研究し、それを世間に発信するそのための研究会でありたいと望んでいます。
一方で、これからは臍帯と胎盤も分けて考えねばなりません。これまで臍帯は胎盤の付属臓 器と考えられてきましたが、発生学的にも、組成も、これらは全く別物です。百年近く前に、ソビエトの一医学者が発見した事実をそのまま踏襲しているだけでは進歩はありません。それぞれ異なった物質である事を認識し、それぞれ別個に研究する必要性が、いま求められています。
さらに本研究会では「美容医療研究部会」や「サプリメント研究部会」も組織します。全てを受け入れ、それを俎上にあげて皆で討議する、それこそが研究会のあるべき姿だと考えます。
2015年8月
日本臍帯プラセンタ学会 会長
松本浩彦